一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2011/10/03

9月定例幹事会開く

9月28日、定例幹事会兼政策委員会特別例会を岡山市内のホテルで開き、会員ら約140人が出席。新入会員の承認、交代会員の紹介、会活動の報告など行った後、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫教授の「超高齢社会に向けた医療・介護の展望」と題する講演を聴いた。
辻教授は超高齢化で認知症、一人暮らし世帯が急増していく中、高い自立度を保つには生活習慣病の発症・重症化を予防することが何よりも大事で、それには「運動、食事が最大の処方箋だ」と説いた。仮に、介護や支援が必要になった場合でも「高齢者ができる限り住み慣れた地域で生活が継続できるように地域ケア体制などを整備すべきで、その方が個人の生活スタイルを維持でき、”寝かせきり”にしなくてすむ」などと述べ、生活の場への医療の確保、グループホーム付き住宅の建設など都市の再開発の必要性を指摘した。さらに「超高齢社会を暗いものととらえるのではなくポジティブに受け止め、現在の社会構造を変革すべきだ。この15年が大事だ」と強調した。

 9月定例幹事会