2013/10/16
高校教諭の研究15件に総額71万円助成
岡山経済同友会が岡山県産業教育振興会(末長範彦会長)とともに実施している岡山県下の高校・中学の教諭に対する研究助成で岡山経済同友会は、平成25年度同友会分の助成金贈呈式を8月8日(木)、岡山市北区厚生町の岡山商工会議所で開かれ、計15件に総額71万円を贈った。
贈呈式には受賞者、県産業教育振興会、同友会関係者ら約20人が出席。泉史博代表幹事は「昭和38年から助成金を贈っており半世紀を迎えた。産業教育は重要であると深く認識している。ささやかな助成金かもしれないが、頑張って人材育成に努めてもらいたい」とあいさつ、一人一人に助成金を手渡した。同友会の研究助成は次の通り。
・ 高松農業(三宅道治指導教諭、西原誠主任実習助手)=ハーブの6次産業化~新商品開発~
・ 同(河内宏介講師兼実習助手)=微生物燃料電池による畜産廃棄物の燃料化と浄化処理に関する研究
・ 同(松永悦夫主任実習助手)=給与飼料の違いによる牛ルーメン(第1胃)内菌叢変化とメタン生成抑制に関する研究
・ 興陽(伏見拓也教諭)=イネ“朝日”を用いた無肥料・無農薬栽培に関する研究
・ 瀬戸南(古澤氏由児教諭)=電気植栽鍼灸術による植物生育の研究Ⅱ
・ 井原(青江龍介実習教諭)=産業廃棄物としての井原デニム端布生地の活用法と地元D♯プロジェクトとの連携
・ 東岡山工業(北田尚稔主任実習助手兼実習教諭)=工業化学教育に興味を持たせる教材研究―金属表面処理技術を用いてのものづくりPart1
・ 水島工業(今井真人主任実習助手兼実習教諭)=ロボット競技に伴うコンピュータ制御方法の研究
・ 津山工業(亀井大輔教諭)=運動エネルギーの効率的運用に関する研究
・ 新見(早瀬一英教諭)=土木実習用実験器具、装置の開発
・ 岡山聾(藤岡正之教諭)=聴覚障害者の自立と社会参加に向けた実践~社会教育施設での協働学習を通して
・ 岡山東商業(川鍋洋丈教諭)=東商デパート販売商品の開発
・ 岡山南(熱田みちる教諭、山下哲也実習助手兼講師)=商業教育における地域連携の進め方
・ 玉島商業(竹内康人教諭)=ICT機器(ipad)を利用した地域連携と生徒のコミュニケーション能力の向上を目指して
・ 岡山南(中野明子教諭、小林瑞恵教諭、宰務志穂実習助手兼講師)=家庭科教育における地域連携の進め方―岡山パクチープロジェクトを通して
2013/10/16
岡山大学産業経営研究会への平成25年度助成3件を決定
岡山経済同友会は平成25年度岡山大学産業経営研究会研究助成説明選考会を8月5日(月)、岡山市北区厚生町の岡山商工会議所4階会議室で開き、申請のあった岡山大学大学院社会文化科学研究科(経済)の津守貴之准教授ら3件への助成を決めた。
この事業は、経済学部を持たなかった岡山大学の育成の一環として、学内研究活動を助成し、その成果を地域経済の振興に役立てようと昭和38年から続けているもの。この日の選考会には泉史博、萩原邦章両代表幹事、大月隆行政策委員長ら12人、岡山大学産業経営研究会(北真収会長)からは同大学院社会文化科学研究科などから4人が出席した。
本年度の研究テーマは3題。まず、津守准教授が研究テーマ「岡山県農業の輸出産業化の可能性と課題-果物農業を中心にして」について説明した。釣雅雄准教授は「マクロ経済政策の地域経済への影響・金融緩和と地域銀行」に取り組む。阿部宏史岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、氏原岳人助教は「南海トラフ巨大地震による津波避難を想定した岡山市沿岸部住民の交通行動分析」の研究を行う。
3件とも今後の研究成果が期待されることからこの席ですべて研究助成(助成額は合計108万円)が決定された。研究結果は例年通り来年5月の通常総会までに報告書にまとめられ、同友会会員らに配布されることになる。