一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2016/10/31

アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業

~晴れの国スカラシップ交付式およびインターンシップ報告会~

 岡山経済同友会は、公益財団法人岡山県産業振興財団などと連携し9月29日(木、アジア地域出身の留学生を対象にした奨学金「晴れの国スカラシップ」の交付式を開いた。同財団や、岡山大、岡山理科大、岡山商科大、吉備国際大の県内4大学とともに実施している「アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業」の一環で、4大学に通う中国、韓国の16人にそれぞれ36万を贈った。
 事業に協賛した山陽新聞社、中国銀行、萩原工業、ヒノキ、ライト電業、両備ホールディングスの冠企業6社がそれぞれ留学生1人ずつ、松田久代表幹事と同財団の三宅昇理事長が5人ずつ計16名に目録を手渡した。
 奨学金の交付は平成24年度にスタート。5回目の本年度は38人の応募があり、書類選考を経て8月24日(水)に同友会や同財団、冠企業が21人を面接し、奨学生を選んだ。同事業は、県内で約2000人ものアジア出身留学生が学んでいることに着目し、岡山と母国の懸け橋となる人材を育てる目的で同年度に着手した。奨学金のほか、インターンシップの受け入れ、就職面接会も行っている。

また、アジア地域出身留学生によるインターンシップ報告会も同日午後開かれた。本年度のインターシップは、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾の5カ国・地域から来日し、4大学で学んでいる46人が参加。8、9月を中心にそれぞれ2~10日間、県内の37社・団体で業務を体験した(エントリーした留学生は56人、受け入れ側は46社・団体)。このうち23人が報告会に臨んだ。

スカラシップ2

インターンシップ報告会1

2016/10/31

9月定例幹事会

「オリンピックレガシーと地域振興」― 水野正人 ミズノ(株)相談役会長が講演

9月定例幹事会兼文化・スポーツ委員会特別例会が9月27日(火)、岡山市内ホテルで開かれた。新入会員の承認、交代会員の紹介などに続き、文化・スポーツ委員会特別例会として、2020年東京五輪・パラリンピックの誘致に尽力した水野正人ミズノ㈱相談役会長による講演「オリンピックレガシーと地域振興」があり、会員ら約170人が聞いた。
冒頭あいさつで松田久代表幹事は、この後の講演やリオデジャネイロ五輪での日本勢の活躍に触れ、「皆さんそれぞれに感動のシーンがあったと思う。五輪は、世界中の関心が集中する素晴らしい祭典。4年後には東京で開かれる。この地域でも感動を味わいたい」と述べた。
次に金森事務局長が、経済同友会の「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」に関し、東北に続いて熊本地震の被災地支援に乗り出したとして、岡山経済同友会に協力要請が届いたことを紹介。申し込みを呼び掛けた。また、最近の会活動について、観光振興委員会と文化・スポーツ委員会による「ツーリズムEXPOジャパン」合同視察(9月24、25日、東京)の報告、防災・BCP委員会の最近の活動状況について報告がなされた。
約1時間の講演で、水野氏は2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動に、招致委員会副理事長兼専務理事として携わった経験を披露。五輪の開催意義について、「一つは世界の模範になる21世紀型の大会にし、感動や夢、元気、勇気を世界の皆さんと共有すること。もう一つは、レガシー(遺産)だ」と述べた。さらに、「遺産には有形と無形のものがあり、前回の東京五輪では、1964年の開催に合わせて高速道路や新幹線などインフラ整備が進み、経済発展につながった。いまは、インフラは整っている」として、無形遺産の重要性を強調した。キーワードとして、環境問題や国際交流、観光などを挙げ、五輪を契機に観光資源を磨いたり、問題の解決法を国際社会に示したりして、「日本が世界の模範となる社会づくりをしていきたい」と身ぶり手ぶりを交えて熱く語った。
9月定例幹事会