一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2013/12/06

教育フォーラム

「震災復興と岡山のボランティア学生たち」テーマに開く

東日本を襲った未曾有の大震災から2年8ヵ月、被災地復興支援のため岡山経済同友会は3度目となる今夏も学生ボランティア40人を現地に派遣したが、学生たちは被災地で何を感じ、何を学んだのか-。11月23日(土)、岡山市内で「震災復興と岡山のボランティア学生たち」をテーマに第13回教育フォーラムを開き、学生たちの意識の変化、今後の支援の在り方などについて基調講演を聴き、パネルディスカッションで考えを深めた。学生や社会人など約200人が熱心に聞いた。

今年のボランティアの一行は8月24日(土)から5日間、これまでの岩手県大槌町に加え宮城県石巻市雄勝町で廃校などを汗だくになって清掃し被災者から体験談を聞いている。

フォーラムでは団長を務めた黒住宗道教育問題副委員長(黒住教副教主)が「被災地で学生たちが学んだこと」と題して基調講演。この後のパネルディスカッションで2人の学生は なぜ参加したのかについて「小学校の教諭を目指している。次世代の子どもたちを育成する立場として、震災を伝える義務があると感じたから」「昨秋、大学のサークル活動で募金活動をしたときに、県内避難者から涙ながらにお礼を言われ、ぜひ現地を訪れたいと思った」などと述べ、 今後については「みんなに東北の現状を知ってほしい。東北を忘れないことが、自らの地域で防災意識の高まりにつながる」「被災したとき、自ら考え行動することが重要。子どもたちにこうした意識をどう持たせるか」などと話した。

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