一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2015/01/21

富山、和歌山同友会と第5回三山交流会

近況報告や閑谷学校など視察し親交深める

 富山、和歌山、岡山と県名の下に山がつく同友会の「第5回三山交流会」が1120()21()、岡山を会場に開かれ、富山から13人、和歌山から10人、岡山から22人の計45人が参加、近況を報告し合い、観光地を視察するなど親交を深めた。

 メーン会場となった瀬戸内市のホテルでは富山の米原蕃代表幹事、和歌山の樫畑直尚代表幹事のあいさつに続いて萩原代表幹事が20164月の経済同友会全国セミナー岡山大会の全体テーマや分科会テーマ探しに追われていることなど近況を語り、また、東日本大震災復興支援のため今夏も4回目の学生ボランティアを派遣、被災した高校生を支援するため昨年度から岡山大学、岡山市と連携し「学・職・住」支援事業を進めていること、さらに、グローバル化の進展に対応するためアジアからの留学生に奨学金の交付、インターンシップの受け入れなどの支援を行っているほか、来年度からこの逆バージョンとして日本の学生の海外留学を促そうと産学協働で支援事業を展開しようとしているなどと述べた。近況報告に移り、富山の四十物直之交流委員長が会員数の推移や組織活動を紹介しながら、来春の北陸新幹線開業に向け、全員参加型の記念行事を企画している、と述べた。和歌山は平成13年から地元中学、高校に会員を講師として派遣しているが、樫畑代表幹事は今年19人を地元進学高校に派遣し「地域社会と触れ合う機会をつくってあげることができたが、我々も大いに刺激を受けた」と話した。岡山は吉田淳一地域振興委員会委員が昨年4月に提言を出したIHN(統合医療ネットワーク)について語った。

なお、会議に先駆け、一行はナカシマプロペラ(岡山市北区)と、そのプロペラの翼面加工技術を応用して人工関節を製作しているナカシマメディカル(同所)の生産現場を見学した。21()は、1670年、岡山藩主池田光政によって創学された全国最古の学問所のひとつ備前市の旧閑谷学校(国特別史跡)を訪れ、教育県岡山のルーツに触れた後、同市の備前焼窯元・備洲窯を訪れ、人間国宝の故山本陶秀氏の長男山本雄一氏から1000年の歴史を持つ備前焼の見どころなどを聴き、生乾きの茶わん、皿に文字や模様を書き込むなど陶芸体験を楽しんだ。

三山033