一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2016/04/27

第15回教育フォーラム

「創ろう!教育県岡山~子どもたちに生きる力を~」をテーマに、一般社団法人岡山経済同友会の第15回教育フォーラムが11月23日(月)、岡山市内で開かれ、同友会員や教育関係者、学生など約320人が映画「ビリギャル」で主人公のモデルとなった女子高生の母親・橘こころ氏の基調講演「信じて伸ばす!子供の教育」や、学力向上、問題行動の解決策を探るパネルディスカッションを聴いた。
まず、萩原邦章代表幹事があいさつで「岡山経済同友会は大学コンソーシアムの立ち上げに関わるなど人づくりや教育問題などにも積極的に取り組み、岡山県の発展を後押ししている。県の発展は、教育を抜きに語れない」と語った。基調講演で橘氏は「子どもを信じることの大切さを知ってもらいたい。信じることで子どもは潜在能力を発揮する」などと強調。続いて伊原木隆太県知事ら4人が登壇しパネルディスカッションを行った。全国学力テストで岡山県の中学生は41位、小学生は28位で目標とする10位以内から程遠く、学力向上問題は長年の課題だ。知事は「授業の成功事例を学校間で共有することが何より大事だ。このため頑張る学校応援事業などを行っている」と取り組みを話した。また、計算ドリルの反復で児童の処理スピードと集中力がアップしたとして全国各地の学力向上アドバイザーも務める立命館大学の陰山英男教授は「大事なのは教員が一人一人の児童と向き合えているかということ。だれ一人としてこぼさないで、やればできると思わせる指導が不可欠だ」と話した。不登校、暴力行為など問題行動についても議論され「よりよく生きたいと願う子どもの気持ちを教師が支援すべきだ。教師も授業改革などで成長しなければならない」などの意見が出た。
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