一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2016/06/25

4月定例幹事会

講師に林ジェトロ顧問迎える

4月定例幹事会兼津山部会特別例会が4月26日(火)、岡山市中区のホテルで開かれ、萩原邦章、松田久両代表幹事、多胡幸郎津山部会長をはじめ会員約140人が出席。新入会員の承認、交代会員の紹介、2月定例幹事会以降の会活動の状況や今後の予定などの報告の後、林康夫日本貿易振興機構(ジェトロ)顧問の「変貌する国際経済情勢と日本の対応(TPP交渉の大筋合意を踏まえて)」と題する講演を聴いた。
 林氏は「各国はグローバル化の波に乗る競争をしておりシンガポール、韓国などが規制緩和と自由化を追求してダイナミックに成長しているのに対して日本は取り残されている感がある」と指摘、また、グローバル世界の特徴は「機会は平等にあるものの、個人も人種、国籍、年齢、出自に無関係に競争にさらされている」として、問題を解決しながら勝ち残っていくしかない、と強調した。昨年10月に大筋合意したTPP(環太平洋連携協定)については「世界のGDPの4割、人口の1割強を占める巨大な経済圏を構築することになる。FTA戦略が遅れていた日本にとって重要な前進だ」と評価、農業については「TPPを飛躍のきっかけにすべきだ」とした。今後、日本人に求められるものは「特定の分野で外国人と対等に渡り合える能力を研鑽することだ。日本および日本人の国際化と国際競争力の強化は緊急を要する」と語った。
4月定例幹事会