• 2017-10-30

 岡山経済同友会と就実大学は共催で、9月22日(金)、米国先端政策研究所上級研究員のグレン・S・フクシマ氏を招き講演会を開催した。同友会員と就実大の学生ら約120人が、米通商代表部で日米経済交渉に当たった通商政策のスペシャリストが分析する今後の日米関係の見通しに耳を傾けた。

 講演ではまず、これまで他国の経済や安全保障を支え、負担を強いられてきた米国の姿勢を見直し、国内政策を重視するトランプ大統領の基本姿勢を説明。通商政策について、TPP(環太平洋連携協定)からの離脱、NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉に続いて、韓国との自由貿易協定の見直しに取り組むことを予想し、「政府内の人事も難航しており、日本との交渉はその後になるのではないか」とした。

 政治経験がなく不動産業などのビジネスの世界で生きてきたトランプ大統領の経歴を踏まえ「1対1の交渉で成功してきた不動産での経験をホワイトハウスに持ち込み、TPPのような多国間ではなく2国間で交渉を進めていくのではないか」と分析。日本との関係については、緊迫する北朝鮮情勢という共通の課題に加えて安倍首相との関係が良好なため「安全保障上、日米は密接な関係にある」とした上で、「安定性や一貫性、信頼性を重視する日本人とは対照的な性格で、トランプ自身は予測しにくい人物。注意深く見守る必要がある」と話した。

 

Comments are closed.

-->