• 2017-12-27

第17回教育フォーラムが11月23日(木・祝)、岡山市北区の山陽新聞社さん太ホールで開かれた。同友会メンバーや教育関係者、学生ら約300人が参加。「岡山発!新たな時代のための教育―いま、子どもたちに求められる真の力とは―」をテーマに、文部科学省初等中等教育局の長田徹・生徒指導調査官による基調講演や事例報告、パネルディスカッションを通じて非認知能力やキャリア教育といった、こらからの子どもたちに求められる力や教育の在り方について意見が交わされた。

「新しい学習指導要領から見たキャリア教育」と題した長田氏の基調講演では、日本では基礎学力が高い半面、それを社会生活に結びつけることができていない現状を紹介。宮城県立仙台第二高校や佐賀市立芙蓉小中学校など、インターンシップなどの体験活動を活用した先進的なキャリア教育に取り組む現場の活動を交えながら、「大人から一方的に命令するのではなく、学ぶ意義を明確にし、本人に意思決定させていく」という新しい学習指導要領の要点を説明した。さらに、地域や学校ごとに力を入れて取り組むべき資質や能力が異なるため、「それぞれの実情に即した指導方針を考えてもらいたい」と訴えた。

続いて、中山芳一岡山大准教授と特定非営利活動法人だっぴの柏原拓史代表理事が事例報告。中山氏は「放課後にこそ育てたい!小学生の非認知能力」と題して、北区の大元小学校区、西小学校区で運営されている「A.M.I学童保育センター」の取り組み内容を報告し、学校外の生活を通じてコミュニケーション能力や協調性といった「非認知能力を学べるサポート体制が必要」とした。柏原氏は「これこそキャリア教育!学校外活動で世代をつなげる」をテーマに、だっぴが行っている中学生、地域の大人、大学生が車座になって意見を交わす「中学生だっぴ」の内容を説明。非日常的な空間の中で、人生にまつわるテーマについて対等な立場で発言し合うことで、子どもたちの「地域への愛着」や「自己肯定感」などが高まっていくことを発表し、「大学生、PTA、企業の協力で取り組みを広げていくことができる」と呼び掛けた。

パネルディスカッションでは、住野好久中国学園大副学長をコーディネーターに、長田氏、中山氏、柏原氏と大森雅夫岡山市長のパネリスト4人が熱心に議論を行い、聴講者からの質問にも答えた。

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