一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

2013年度

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2014/01/10

新年祝賀互礼会

景気の本格回復、地域活性化を決意

岡山経済同友会の平成26年新年祝賀互礼会が1月6日(金)午後5時から、岡山市内のホテルで同友会会員と来賓の産学官民の代表ら計約290人が出席して開かれた。

開式前、泉史博、萩原邦章両代表幹事が立礼で出席者を迎えた。江尻博子総務・広報委員長が「今年1年が、午(うま)年にちなみ“うまく”いきますように」と述べ、開会を宣言。司会はフリーアナウンサーの河原祥子さんが務めた。国家斉唱に続き、泉代表幹事が年頭所感で円安、株高基調や企業業績の好転といった経済情勢に触れ「下がり続けていた景気もようやく上昇トレンドの変曲点を迎えたといえる。この流れを続けるためには政治、経済、社会の各方面で大きなエネルギーを必要とする。他人任せでなく”自分任せ”が必要だ。それぞれの企業で企業努力を重ね、地域経済の上向きの動きを持続させていこう」と呼び掛けた。

来賓あいさつでは伊原木隆太岡山県知事、森田潔岡山大学学長、中島博岡山県経済団体連絡協議会会長がそれぞれ祝辞を述べ、大森雅夫岡山市長の発声で乾杯、賑やかに懇親パーティーを開宴した。恒例となった年男の紹介、福引大会も行われ、出席者たちは気持ちも新たに新年のあいさつを交わしたり、県内外の景気動向などについて意見交換、あちこちでテーブルを囲んで談笑の輪が広がった。goreikai2014

 

2013/12/06

教育フォーラム

「震災復興と岡山のボランティア学生たち」テーマに開く

東日本を襲った未曾有の大震災から2年8ヵ月、被災地復興支援のため岡山経済同友会は3度目となる今夏も学生ボランティア40人を現地に派遣したが、学生たちは被災地で何を感じ、何を学んだのか-。11月23日(土)、岡山市内で「震災復興と岡山のボランティア学生たち」をテーマに第13回教育フォーラムを開き、学生たちの意識の変化、今後の支援の在り方などについて基調講演を聴き、パネルディスカッションで考えを深めた。学生や社会人など約200人が熱心に聞いた。

今年のボランティアの一行は8月24日(土)から5日間、これまでの岩手県大槌町に加え宮城県石巻市雄勝町で廃校などを汗だくになって清掃し被災者から体験談を聞いている。

フォーラムでは団長を務めた黒住宗道教育問題副委員長(黒住教副教主)が「被災地で学生たちが学んだこと」と題して基調講演。この後のパネルディスカッションで2人の学生は なぜ参加したのかについて「小学校の教諭を目指している。次世代の子どもたちを育成する立場として、震災を伝える義務があると感じたから」「昨秋、大学のサークル活動で募金活動をしたときに、県内避難者から涙ながらにお礼を言われ、ぜひ現地を訪れたいと思った」などと述べ、 今後については「みんなに東北の現状を知ってほしい。東北を忘れないことが、自らの地域で防災意識の高まりにつながる」「被災したとき、自ら考え行動することが重要。子どもたちにこうした意識をどう持たせるか」などと話した。

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2013/12/06

11月定例幹事会

林省吾元総務事務次官の講演「いま市町村は-」を聴く

11月定例幹事会兼地域交流委員会特別例会が11月8日(金)、倉敷市の倉敷アイビースクエアで開かれ新入会員の承認、最近の会活動の報告などの後、講師に美作市出身で総務省事務次官を務め現在、市町村職員中央研究所の学長を務める林省吾氏から「いま市町村はー新しい時代の内政政策」の演題で講演を聴いた。

林氏は少子高齢化など社会構造の激変が続く地方自治体について「いま、地方が抱える諸課題に効果的に対処するには地方自治体自身が責任を持って対応することが重要だ。そのためには自治体の長に頑張ってもらうと同時に、一層の地方分権の推進が不可欠だ」「地域の歴史と伝統を核として新しい時代を切り開いてほしい」などと強調した。

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2013/12/06

アジア留学生支援

4か国20人に総額720万円の奨学金

岡山経済同友会が県産業振興財団、県内4大学(岡山大、岡山理科大、岡山商科大、吉備国際大)と連携、前年度から、岡山で学ぶアジア出身の留学生をサポートする「アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業」を行っているがその柱の一つ「晴れの国スカラシップ(奨学金)」の交付式を10月29日(火)、岡山市のホテルで開き中国、韓国、ベトナム、インドネシアの4カ国20人にそれぞれ36万円、計720万円を贈った。交付式では同財団と同友会がそれぞれ5人、計10人、続いてこの事業に協賛した中国銀行など企業10社からも留学生10人に目録が交付された。中国山東省出身の岡山商科大学大学院生が「母国と日本の友好の懸け橋になりたい。引き続き温かく見守り、熱いご支援をお願いします」と流ちょうな日本語であいさつした。

本年度スカラシップ事業には昨年と同数の留学生45人が応募、書類審査の後、同友会、県産業振興財団などが9月26日に26人を面接し奨学金給付を決めた。

一方、同事業のもう一つの柱である就業体験・インターンシップ事業の報告会が11月27日(水)、岡山市で開かれた。今年7月から10月の間の約2週間、4大学から46人が県内企業41社で研修したが、そのうち留学生24人、受け入れ企業のうち14社の担当者が意見交換した。インターンシップも2年目に入り参加留学生、企業は昨年より5割も増え、その中から2人が就職内定を取り付け大きな成果を得ている。学生たちは「10日間の研修だったが日本で暮らした5年間より多くのことを知った」と瞳を輝かせ、受け入れ企業も「留学生は日本の文化、言葉に慣れてきているので、もっと働ける場、環境を作る必要があると思った」などと話した。

一人一人に奨学金の目録を手渡す泉代表幹事

一人一人に奨学金の目録を手渡す泉代表幹事

2013/12/06

第4回三山交流会

富山で和歌山、岡山3同友会47人が交流深める

県名の下に山がつく富山、和歌山、岡山経済同友会による第4回「三山交流会」が10月22日(火)、23日(水)の両日、富山市で開かれ、富山から中尾哲雄特別顧問ら21人、和歌山から樫畑直尚代表幹事ら12人、岡山からは泉史博、萩原邦章代表幹事ら14人が参加した。3同友会はJR富山駅に集合。バスで富山を代表する医薬品メーカー㈱廣貫堂に移動し会議を開いた。富山の副代表幹事でもある塩井保彦同社会長が同県の製薬業の概略を説明した後、「歴史をさかのぼると、富山藩2代目藩主前田正甫公のとき、備前池田藩の藩医・万代常閑から伝授された薬・反魂丹をもとに、富山の売薬業は発展していった」と岡山との因縁の深さを語った。その万代常閑をさらに知るため徒歩で妙国寺に移動。吉岡寛雄住職から「常閑翁は命を懸けて来富、3年間滞在し反魂丹の調剤を伝授していただいた。故郷の備前で亡くなられたので、翁の恩徳を慕い、岡山の万代家から分骨を願い、当寺の境内に墓碑を建立して手厚く葬った。現在も6月5日に当寺でご報恩祭を営んでいる」との話を聴き、背丈以上ある立派な石碑に手を合わせた。続いて一行はバスで廣貫堂滑川工場を見学した後、同市内で懇親会を開き、和やかなひと時を過ごした。

23日は高岡市の国宝瑞龍寺、南砺市の世界文化遺産・菅沼合掌造り集落、国指定重要文化財・岩瀬家を見学した。

富山県高岡市の国宝瑞龍寺を見学した一行

富山県高岡市の国宝瑞龍寺を見学した一行

2013/12/06

岡山大学でビジネススクール始まる

来年1月まで計13回 同友会会員7人が講師として登壇  一般社団法人岡山経済同友会の会員が、岡山大学の大学院社会文化科学研究科組織経営専攻(岡山大ビジネススクール)で企業経営などについて講義する2013年度後期「経営者特別講義」が10月4日(金)、始まった。

開講式で泉史博代表幹事が「各講師は経営を熟知し多くの課題を克服してきた。毎年、経営者の生の声による講義が受けられるということで好評を得ている」とあいさつした。同スクールは企業経営における意思決定、経営課題に対する実践的な対処方法、リーダーシップ行動の発揮を具体的に学ぼうと2006年から始まっている。本年度は来年1月まで13回、7人が登壇する。開講式の後、さっそく第1回講義に入り(株)城口の城口代表取締役社長は、「家業継承におけるイノベーション~各代のイノベーションの機会を考える~」というテーマで話した。

森特許事務所の森所長は「ビジネスに活かす知的財産権」というテーマで10月18日(金)に講義を行った。

城口 隆社長

城口 隆社長

森 寿夫所長

森 寿夫所長

11月8日(金)に登壇した岡山プラザホテル(株)の永山久夫代表取締役社長は「会社組織・社員組織の標準化」という観点からチームプレーの重要性を解説した。11月22日(金)、(株)日本植生グループ本社の柴田代表取締役社長は自社の沿革から経営方針、ビジネスモデルの説明を行い、経営上最も大切なのは「人」であり、また利益率よりも共存できる取引関係の構築が重要である事を説明した。

永山 久夫社長

永山 久夫社長

柴田 和正社長

柴田 和正社長

 

2013/12/06

10月定例幹事会

「開拓者精神を忘れずに」 川村日立会長が講演で強調

10月定例幹事会兼政策委員会特別例会が10月2日(水)、岡山市内のホテルで開かれ、130人が出席し交代会員の紹介、最近の会活動の報告の後、川村隆日立製作所取締役会長から「私の経営理念」と題する講演を聴いた。

冒頭あいさつで泉史博代表幹事が9月16日から8日間、ミャンマーなど経済視察を行ったことについて「ミャンマーは今、世界から注目されているが光の部分が4割、影の部分が6割はある。企業進出に際してはこの影の部分の情報収集を怠るべきではない」と語り、また、消費税率の来年4月、8%引き上げ決定について「社会保障と税の一体改革で将来の医療、年金、介護にかかる財源を賄うため避けて通れないこと。一方で経済の好循環を図るため法人税減税など企業の国際競争力を高める施策も必要だ」と述べた。

講演会では講師の川村会長が世界金融危機の直撃を受け、2009年3月期決算で国内製造業では過去最悪の巨額赤字を計上したのを受け、同年4月、会長兼社長に就任。同社をわずか2年でV字回復させました経験から、意思決定のスピード、外から見ている人の意見に耳を傾けること、さらには財務体質の強化の重要性などを強調するとともに、社の基本理念の一つとしての開拓者精神について「創業から時間が経つと開拓者精神が薄らぐ。技術開発、販路開拓も常に今までにないことをやる姿勢、平時にも改革を提案し実行するような気概が必要だ」などと自身の経営理念を熱っぽく語った。

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2013/10/21

東南アジア2カ国視察

  9月16日(月)から23日(月)まで8日間、今後の経済発展が期待されるミャンマーと、既に経済成長著しいインドネシアを視察(団長・泉史博代表幹事、26人)した。ミャンマーでは、滞在したホテルで三菱商事㈱ヤンゴン駐在事務所の朝来野敏副所長、ジェトロヤンゴン事務所の山口哲海外投資アドバイザーからビジネス・投資環境についてレクチャーを受け、2015年の大統領選挙の行方を注視しておかなければならないとのアドバイスを受けた。また、長年、岡山大学の医療支援を受けている新ヤンゴン総合病院を訪れミャ・トン院長らの歓迎を受け、同病院の現状等について説明を受けた。離陸前、ミンガラドンの日本人墓地を訪れ第2次世界大戦で命を落とした19万人の英霊(岡山県人は5000人)に献花した。

 インドネシアではジャカルタ東部のカラワン工業団地を訪れ、創業まもない丸五ゴム工業の工場、ブルーシートやコンクリート補強材などを製造する萩原工業の現地子会社ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリー社、大日本印刷インドネシア社を訪れ丁寧な説明を受けた。さらに同工業団地事務所で東京三菱UFJ銀行ジャカルタ支店の二人の副支店長からインドネシアの課題と魅力、経済の行方についてレクチャーを受けた。豊富な資源、労働力で強い内需を支えに安定的な経済成長が見込まれる一方、賃金の急激な上昇、交通渋滞といった“影”もあることが分かった。

萩原工業のインドネシア子会社を視察した同友会メンバー

萩原工業のインドネシア子会社を視察した同友会メンバー

2013/10/21

9月定例幹事会~高階秀爾大原美術館館長が講演

9月定例幹事会兼教育問題委員会特別例会が9月13日(金)、岡山市北区のホテルで開かれ、泉史博、萩原邦章両代表幹事をはじめ会員120人が出席。新入会員1人の承認、交代会員5人の紹介、最近の会活動の報告の後、美術評論家で大原美術館館長、西洋美術振興財団理事長で2012年の文化勲章受章者の高階秀爾氏から「これまでの美術館、これからの美術館」の演題で講演を聴いた。

高階館長は、私たちの日常生活に潤いを与えるだけでなく、地域の活性化の起爆剤として欠かせなくなった美術館の歴史と役割について「地域軸と歴史軸の交差点に美術館は位置する。つまり美術館は人々が集う街の中心にあり、作品を傷めず保存し地域から日本全体、そして世界につなげる役目を担う。人々に刺激や喜びを与え、また、作家の卵も育てている。美術館は過去から現在、未来へといかに歴史をつないでいくかに知恵を絞らなければならない」などと強調した。

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2013/10/21

第25回香川・岡山経済同友会幹部交流懇談会

kagawakouryu 第25回香川・岡山経済同友会幹部交流懇談会が9月4日(水)、岡山市北区のホテルで開かれ岡山23人、香川11人の計34人が出席、それぞれの重点事業を報告、意見交換した。

開会あいさつで岡山の泉史博代表幹事は「年1回、香川との交流を心待ちにしている。最近の活動を報告し合い、委員会活動の活性化に役立てていきたい」と、香川の川村延廣代表幹事も「瀬戸内の島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭は海外にも広く知られ春、夏とも好調だった。10月から秋の大会も始まる。瀬戸内海がますます元気になればよい」と語った。

岡山の田中信行地域交流委員長の司会で進めた。香川の前田宋一氏がジオパーク讃岐の認定取得に向けた動きを説明。ジオパークは地層や岩石、火山、断層などの自然遺産を主な見どころとするもので飯野山(讃岐富士)のような円錐形の小山、屋島のような台地は他の地域にないユニークな風景で日本ジオパークの認定を受けるにふさわしい、として県に対し早期実現に向け推進組織の立ち上げ、県民の意識向上に取り組むよう要望していると述べた。また、県と香川大、松谷化学工業(兵庫県)などが連携して開発・量産化した「希少糖」について会員企業の近藤浩二レアスイーツ社長が開発経緯などを説明した。

岡山側は梶谷俊介地域振興委員長が医療都市おかやまの構築に向け今年5月にまとめた提言「医療で目指す『一番住みたい県 岡山』~IHN創設で、住んで安心、地域も元気」を説明、患者が最適な治療を受けることができるだけでなく、病院経営の効率化、周辺産業への波及効果の拡大も望めると述べた。また、原憲一教育問題委員長は岡山大学、岡山市と連携して本年度創設した岩手、宮城、福島の被災高校生の進学を支援する「学・食・住」総合学習支援制度を紹介、5年間で15人を支援したいと話した。

 

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