一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

2014年度

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2014/10/31

アジアからの留学生支援

岡山で学ぶアジア留学生をサポートしよう-と岡山経済同友会は岡山県産業振興財団、県内4大学(岡山大、岡山理科大、岡山商科大、吉備国際大)と連携し一昨年から「アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業」を行っているが9月16日(火)、岡山市北区のホテルで「晴れの国スカラシップ(奨学金)」の平成26年度交付式を行い、4大学に通う中国、韓国の2カ国18人にそれぞれ36万円、総額648万円を贈った。
同支援事業は2012年6月にスタートした。多くのアジアからの留学生が県内で学んでいることから卒業後、岡山で就職、または母国に帰っても両国の懸け橋となってほしいとの思いで始めた。この日の交付式では同友会と財団が選んだ10人と、この事業に協賛した萩原工業、ナカシマプロペラ、中国銀行、フジワラテクノアート、守永運輸、ライト電業など企業8社から留学生8人、合計18人に目録が手渡された。
もう一つの柱であるインターンシップ事業の報告会も同日行われた。主に今年8月から9月の間の約2週間、留学生39人が県内企業28社で研修(エントリーした留学生は49人、企業は51社)、そのうち留学生23人、受け入れ企業のうち10社の担当者が集まり意見交換した。

アジア奨学金

2014/10/31

9月定例幹事会

9月定例幹事会兼企業法務・会計委員会特別例会が9月10日(水)、岡山市中区のホテルで開かれ、会員ら約130人が出席。新入会員7人の承認、交代会員4人の紹介、最近の会活動の状況や今後の予定などの報告の後、森・濱田松本法律事務所の児島幸良弁護士が、民法の債権分野に関する改正原案について「債権法改正要綱仮案のポイントと企業の実務対応」と題し講演した。民法が来年の通常国会で約120年ぶりに大きく改正される見込みであることから「民法が変わると会社法、商法なども玉つきで変わってくる。施行までに新ルールに沿った経営に変えなければ法律に違反する可能性も出てくる。事前に必要な対応として紙を直す、システムを直す、そして人の頭の中を変えなければならない」と各企業に注意を促した。
9月定例幹事会2

2014/10/31

東北へ学生ボランティア派遣

東日本大震災から3年半-。岡山経済同友会はその復興支援のため8月23日(土)から27日(水)までの5日間、岡山県下12大学・短大の学生ボランティア38人(男子22人、女子16人)を宮城県石巻市雄勝町、岩手県大槌町に派遣した。今年で4回目。ボランティアを体験し、被害した人たちと交流することによって学生たちに被災地が置かれている現状を知ってもらうとともに生きるとは何か、働くとは何かについても考えてもらおうというもの。大震災の年から派遣費用の大部分を同友会が負担し実施している。片道1,200キロの道のりを約15時間かけてバスで出発した。現地では津波で流された住居跡の草取り、海岸の清掃などに汗を流し、被災者の人たちから貴重な体験談を聴いた。帰りのバスの中で学生たちは「現地へ来てみて今まで何も分かっていなかったことに気付いた。被災者の話を聴いて鳥肌が立った。これから私にできることは被災者の思いや被災地の現状を周囲の人の伝えていくことだと思う」「突然、日常がなくなる。当たり前のことが当たり前でなくなる、それが災害だということが分かった」「3年半がたち少しずつ前向きに生きていこうとしている人がいる一方、なかなか一歩を踏み出せない人がまだいることを忘れてはならない」「陸前高田市、南三陸町などを見てこれが日本の風景かと絶句した」「昨日と同じ今日が来るとは限らない、と分かった。いつ何が起きるかわからないが準備しておけば3日は持つ、という被災者の言葉は重たかった」「復興とは建物が元通りになるのではなく、人々が前向きに生きられるようになること。まだまだ復興はできていない」「高校生の時、大震災が起こった。今度、仮設住宅などを見たが一般の住宅は思ったほど建っていなかった。想像していた以上に遅れていた」などと語り合った。
東北1
東北2

2014/10/31

産業教育助成金を贈呈

岡山経済同友会は岡山県産業教育振興会とともに昭和38年から、産業教育機関の充実強化、教職員の資質向上、生徒の健全育成のため高校・中学の教諭に対する研究助成を行っているが、平成26年度同友会分の助成金贈呈式が8月5日(火)、岡山市内で行われた。農業科高校4件、工業科高校3件、商業科高校4件、家庭科高校2件の計13件、総額63万円を贈った。式には受賞者、県産業教育振興会、同友会関係者ら約20人が出席、松田久代表幹事が一人一人に助成金を手渡した。
岡山経済同友会の助成は次の通り。
・高松農業(松岡隆雄教諭、松本義明実習助手)=植物工場におけるエディブルフラワー(食べられる花)の生産
・同(三宅道治指導教諭、西原誠主任実習助手)=園芸福祉活動で活躍する園芸クラフトの商品開発~芝人形手づくりキット クリスマスバージョン~
・瀬戸南(古澤氏由児教諭)=プリザーブドフラワーの作成方法の確立と教材化Ⅱ
・ 新見(水田貴久教諭)=イチゴ「桃薫」の安定生産と特産品化に向けての研究
・ 東岡山工業(大嶋岳教諭)=工業化学教育に興味を持たせる教材研究-金属表面処理技術を用いてのものづくりPartⅡ-
・ 水島工業(田淵宜広教諭)=ゼロハンカーの設計・製作を通した工業技術者の育成
・ 笠岡工業(柴口一行教諭)=コンバートEVの研究
・ 岡山東商業(中江秀樹教諭)=キャリアデザインとしての取り組み「商品開発・広告・販売促進などの流通学習」に関する研究~広告・販売活動を中心として行う実習~
・ 岡山南(山川喜己教諭)=基本情報技術者試験におけるJavaの指導方法の研究
・ 津山商業(三村隆史主任教諭、松田こずえ教諭)=つしょう夢づくりプラン2014~グローカル人材育成プログラムⅢ
・ 笠岡商業(東義信教諭)=授業におけるタブレットPC活用の実践と研究~授業における言語活動の充実を目指して~
・ 岡山南(岩佐奈津子教諭、中野明子教諭)=服飾デザイン科の学びを活かした産学連携の進め方
・ 倉敷琴浦(岡田晶子教諭、三宅直子教諭)=繊維の街児島から琴浦布工房プロジェクト~職業科における地域活性化の取り組み助成金贈呈式

 

2014/10/31

岡山大学産業経営研究会への助成選考会

平成26年度岡山大学産業経営研究会研究助成説明選考会を8月4日(月)、岡山市北区の岡山商工会議所会議室で開き、申請のあった3件への助成を決めた。
同事業は、経済学部を持たなかった岡山大学の育成の一環として、学内研究活動を助成しその成果を地域経済の振興に役立てようと昭和38年から長期間、続けている。この日の選考会には同友会側から12人、岡山大学から5人が出席して行われた。
申請のあった3件の研究内容が発表された。駄田井准教授の「BDFを利用した『エコ農産物』のブランド戦略-岡山県笠岡市を対象に-」、藤井大児准教授の「東日本大震災の復旧作業における官民協業についての教訓」、滕鑑(たん・じゃん)教授の「日米企業の対中投資行動の比較研究」で、いずれも今後の研究成果が期待されることから同席で研究助成(助成額は合計108万円)が決定された。研究結果は例年通り来年5月の通常総会までに報告書にまとめられ、同友会会員らに配布されることになる。
産研助成

2014/08/20

ファジアーノ応援観戦

同友会会員ら90人 スタンドから声援

サッカーJ2ファジアーノ岡山のファン拡大と会員同士の懇親を兼ねて岡山経済同友会が2011年から始めた応援観戦は今年4回目。7月27日(土)、岡山市のカンコースタジアムでの栃木SC戦には同友会会員、その社員、家族ら17社88人がスタンドから声援を送った。この日、ファジアーノは試合開始早々からよく走り、パスもスムーズにつながり主導権を握った。前半で3点、後半1点を失ったものの危なげなく勝利した。
同友会の応援観戦は通算3勝(鳥取、神戸、栃木)1分け(北九州)となり、「同友会が応援に行くとファジアーノは負けない」がジンクス化しつつある。

ファジアーノ応援

 

2014/08/20

第22回鳥取県・岡山合同懇談会

両県の地域振興策について活動報告

鳥取県経済同友会と岡山との第22回合同懇談会が7月23日(水)、高梁市の高梁国際ホテルで開かれ、鳥取県側から22人、岡山側から16人が参加、地域振興策についてそれぞれ活動状況を報告、意見交換などした。
あいさつの後、萩原代表幹事が今年4月、岡山大学と締結した「連携・協力協定」について、相互の知財、人的ネットワークを生かし研究者の相互交流、共同研究を促し学術研究の振興、地域経済の活性化を図る初めての包括的な協定と説明した。続いて、地域振興委員会の吉田淳一委員が地域医療機関の連携による「統合医療ネットワーク(IHN)創設構想を紹介した。急性期からリハビリ、検査センター、在宅ケアセンターなど地域の医療福祉の幅広い施設をネットワーク化し一体経営できれば患者の受診の利便性向上だけでなく、地域全体の医療コストを下げ、医療産業の集積にもつながるなどメリットは大きい。6月発表のアベノミクス第3の矢にも「非営利ホールディングカンパニー型法人制度の創設」という形で盛り込まれた。高いハードルはあろうが構想実現に向け努力する、と述べた。
鳥取県側は小谷副代表幹事が9月28日に東京・JR新橋駅近くの賃貸ビル1,2階にオープンする鳥取、岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」を取り上げ、一部商品がテレビで紹介され注文が殺到するなど早くもアンテナショップ効果が出ている。また、すぐ近くに香川、愛媛県の「せとうち旬彩館」があり、これで中四国連携ができる、と話した。鳥取合コン

 

2014/08/20

7月定例幹事会

「アベノミクス第三の矢、農業・企業の改革」 新波剛史ローソン会長が講演

一般社団法人岡山経済同友会7月定例幹事会兼農業改革委員会特別例会が73()、岡山市内のホテルで開かれ萩原邦章、松田久両代表幹事、柴田和正委員長、会員ら約180人が出席。新入会員の承認、交代会員の紹介、6月定例幹事会以降の会活動の状況や今後の予定などの報告の後、講師に101日付けでサントリーホールディングス社長への就任が決まり今や時の人になった新浪剛史ローソン取締役会長を招き、「アベノミクス第三の矢、農業・企業の改革」の講演を聴いた。新浪氏は政府の産業競争力会議メンバーとして安倍内閣の成長戦略策定に参画、農業分野の主査などを務めていることなどから「農業を成長産業にするには”岩盤”と呼ばれる規制を緩和し企業の農業参入を促すべきだ。また、農家の競争力を高めるのが農協本来の役割、若い人たちに農業をやりたいと思ってもらえるよう改革実現の旗振り役を務めてほしい」と述べ、また、「日本は先進国の中では海外からの投資が最も少ないとされる。今回の成長戦略改訂版には法人税の実効税率を29%に下げることも盛り込まれたが、これは世界と同じレベルに変えて、魅力ある国にするということでもある」などと述べた。

7月定例幹事会

2014/08/20

6月定例幹事会

「経営の進歩と進化」三品神戸大教授が講演

6月定例幹事会兼企業経営・環境委員会特別例会が620日(金)、岡山市内のホテルで開かれ、萩原邦章、松田久代表幹事、晝田眞三委員長ら約130人が出席。新入会員の承認、交代会員紹介、4月定例幹事会以降の会活動の報告などの後、講師に三品和広神戸大学大学院経営学研究科教授を招き、講演「経営の進歩と進化」を聴いた。三品教授は企業の成長には、製品の改良などで既存事業を伸ばす「進歩」と、新規事業を立ち上げ新たな需要を開拓する「進化」の二つの方向がある、とした上で「日本の企業は既存事業を伸ばすことに偏りがちになっており、新規事業で会社を成長させる意識が必要だ。そのためには若い世代に経営戦略を担う重要ポストを任せるなど企業風土を変える勇気が欠かせない」などと述べた。6月定例幹事会

 

 

2014/06/14

平成26年度総会開催「萩原-松田」体制スタート

一般社団法人岡山経済同友会の平成26年度第1回通常総会が5月29日(木)、岡山市中区のホテルで開かれ、泉史博代表幹事が任期満了に伴い退任するとともに、新理事を選任。総会直後に理事会を開き、萩原邦章代表幹事(萩原工業㈱代表取締役社長)を再任、新代表幹事に松田久氏(両備ホールディングス㈱代表取締役社長)を新任、「萩原―松田」新体制を始動させた。泉史博氏は顧問に就任した。
総会では平成25年度事業報告、同収支計算書など6議案を審議、いずれも原案通り承認した。その後、小宮山宏三菱総合研究所理事長が「日本『再創造』~プラチナ社会の実現に向けて~」と題して記念講演。小宮山氏は「いま、人類は文明の転換点にある。18世紀の産業革命が世界にいきわたることで世界経済の均一化、人類の長寿化、人工物の飽和、化石資源への過剰な依存といった状況が先鋭化していく」とし「日本は、これらの状況にいち早く遭遇し、その解決を迫られている課題先進国である。鍵となるのが、量的な豊かさを得た市民が求める質の高い社会の実現であり、それがプラチナ社会である。私たちは世界のロールモデルを提供する課題解決先進国として発展することを国家の基本戦略とすべきだ」などと語った。講演会終了後、官公庁、大学、経済団体、報道機関ら産学官民の代表を招いて懇親会を開き、和気あいあいとした中、経済情勢や地域の将来像などについて語り合った。

soukai2014

 

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