一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2015/07/14

4月定例幹事会

4月定例幹事会兼総務・広報委員会特別例会が4月15日(水)、岡山市中区のホテルで開かれ会員ら約140人が出席、新入会員の承認、交代会員の紹介の後、3月総会以降の会活動の状況や今後の予定などが報告された。
議事の進行は萩原代表幹事が務め、冒頭あいさつで、4月1日から10日まで訪れた「国吉康雄展とポートランド視察」(岡山商工会議所と共催)に触れ「岡山市出身の国吉は1906(明治39)年に若干17歳で単身米国に渡り、苦学する中、絵の才能を見出した。彼の絵の一枚々々に訴えがあるような気がする。岡山市のコンテンツの充実につながればと思う」などと語った。  
次いで4人の新入会員が大きな拍手で承認された。岡山経済同友会は410人となり過去最高を更新した。
 講演に移り、中・高校時代を岡山で過ごした作家の原田マハさんが「『でーれーガールズ』『楽園のカンヴァス』創作秘話」と題し講演した。原田さんは1980年代初頭と現在が交互に描かれながらストーリーが展開する小説「でーれーガールズ」は27年ぶりの高校の同窓会で着想、同窓会のあいさつでタイトルまで発表したと語った。さらに、この小説の出版披露パーティで「この作品を映画にしたい」と言葉にし実現できた、と述べるなど言葉にすることで実現しようとする「実現力」の大切さに触れた。また、アートを巡るミステリー「楽園のカンヴァス」は2012年の出版だが、構想から30年を要し長く心に秘めてきた作品だったことを紹介するとともに、第1章に倉敷を取り上げているのは大原美術館を擁する国際的な美術都市倉敷をアピールする戦略もあった、と語った。最後に「岡山は私の創作の原点であり第2の古里」と結んだ。
4月定例幹事会