2014/08/20
第22回鳥取県・岡山合同懇談会
両県の地域振興策について活動報告
鳥取県経済同友会と岡山との第22回合同懇談会が7月23日(水)、高梁市の高梁国際ホテルで開かれ、鳥取県側から22人、岡山側から16人が参加、地域振興策についてそれぞれ活動状況を報告、意見交換などした。
あいさつの後、萩原代表幹事が今年4月、岡山大学と締結した「連携・協力協定」について、相互の知財、人的ネットワークを生かし研究者の相互交流、共同研究を促し学術研究の振興、地域経済の活性化を図る初めての包括的な協定と説明した。続いて、地域振興委員会の吉田淳一委員が地域医療機関の連携による「統合医療ネットワーク(IHN)創設構想を紹介した。急性期からリハビリ、検査センター、在宅ケアセンターなど地域の医療福祉の幅広い施設をネットワーク化し一体経営できれば患者の受診の利便性向上だけでなく、地域全体の医療コストを下げ、医療産業の集積にもつながるなどメリットは大きい。6月発表のアベノミクス第3の矢にも「非営利ホールディングカンパニー型法人制度の創設」という形で盛り込まれた。高いハードルはあろうが構想実現に向け努力する、と述べた。
鳥取県側は小谷副代表幹事が9月28日に東京・JR新橋駅近くの賃貸ビル1,2階にオープンする鳥取、岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」を取り上げ、一部商品がテレビで紹介され注文が殺到するなど早くもアンテナショップ効果が出ている。また、すぐ近くに香川、愛媛県の「せとうち旬彩館」があり、これで中四国連携ができる、と話した。