2017/03/06
第18回広島・岡山経済同友会幹部交流懇談会
第18回広島・岡山経済同友会幹部交流懇談会が1月31日(火)、倉敷市内で開かれ、岡山側21人、広島側から15人が出席し、この1年間の会活動などを報告し合った。
松田久代表幹事が広島経済同友会の60周年や岡山での全国経済同友会セミナーなど昨年の出来事を振り返り、「時折顔を合わせて活動を報告し合うと、心が騒ぐような気がする。この機会を通じて広島と岡山の懇親を一層深めたい」と歓迎した。森信代表幹事は岡山大学メディカルセンター構想と、広島市内の4基幹病院が連携して2015年に開設した「広島がん高精度放射線治療センター」という両県の医療をめぐる最近の動きに触れ、「互いの情報を共有しながら中国地方を活性化させよう」とあいさつした。
会活動の報告では、岡山側はまず、環境・エネルギー委員会の吉田淳一副委員長が、水島臨海鉄道に燃料電池電車を走らせる「水素の都~倉敷」構想を2015年5月に提言した後の動きについて話した。機運の醸成を図るため、同年11月にシンポジウムを開催。今年3月には倉敷市が簡易水素ステーションを県内で初めて水島地区に設け、19年度までにもう1カ所の整備を目指していると説明した。
防災・BCP委員会の清水男委員長は、南海トラフ巨大地震に備えてAMDAグループと連携し、世界中の支援の受け皿を岡山につくる構想を進めていると発表。観光振興委員会の吉本やよい委員長は、2月23、24日のハウステンボス視察、3月9、10日の「国際観光コンベンションフォーラムin新潟」の視察といった活発な委員会活動を報告した。
広島側は森信代表幹事が、若者の県外流出を防ぐための学生向け会員企業見学ツアー▽郷土愛を育む歴史漫画の制作▽クラウドファンディングを活用した中山間地活性化策の検討-といった委員会や部会の活動を紹介した。
交流会に先立ち、一行は倉敷市駅で水島臨海鉄道に乗車。水島駅近くの簡易水素ステーション設置予定地を視察。現場で倉敷市の担当職員からステーションの概要説明を受けた。