2018/08/31
SDGs特別講演会
一般社団法人岡山経済同友会の「SDGs特別講演会」は7月11日(水)岡山市北区奉還町の岡山国際交流センター国際会議場で開き、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授の蟹江憲史氏が「SDGsで変わるビジネス―未来から今を考える―」と題して講演した。
SDGsは国連が2015年9月に採択した2030年までに達成すべき持続可能な開発目標を、各国政府だけでなく多くの団体が取り上げて注目されているもので、この日も本会会員はじめ関連企業や学生ら120人が出席、熱心に聴講した。
まず岡山経済同友会SDGs研究・推進会議の藤木茂彦座長が「本会でも今年度の重要テーマとしてSDGsの推進を掲げ、先日も国連広報センターの根本かおるさんからお話していただいたが、国連としても先進国を含めて全地球的な規模で取り組んでいく必要を感じた。とくに経済界との関わりとしては、その流れに焦点を当てていかなければならない。」とあいさつした。
続いて蟹江氏の経歴紹介のあと同氏が壇上に立ち、SDGsの現状と課題に触れ「最近、日本の企業でもSDGsへの関心の高まりを強く感じているが、来年にはG20の開催を控え、日本から世界へ発信していくよい機会だ。SDGsは17分野と169件の具体的なターゲットを掲げているが、企業としても取り組むべき範囲が分からず、もっと理解を深めていく必要がある」と述べ、「BSGs達成へ向けての成功例を重ねるのが、重要なビジネスチャンスであると見極めることが大切だ」と述べた。