一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2019/01/10

10月定例幹事会兼政策委員会特別例会

一般社団法人岡山経済同友会は10月10日(水)午前8時30分から定例幹事会兼政策委員会特別例会を岡山市北区駅元町のANAクラウンプラザホテル岡山「曲水の間」で開いた。会員ら140人が出席。国土技術研究センター・国土政策研究所所長の大石久和氏が「インフラとは何なのか―国土強靭化力・経済成長力―」と題して講演した。
大石氏は、世界各国の過去20年間の成長率ランキング(1995~2015年の名目GDP成長率)から「英国、米国、カナダなどが2~3倍程度膨らんでいるのに対して、日本は約0.5倍に減少。質の高いインフラを経済成長の重要な要素と考える世界の流れに日本は逆行している」と説明。公共投資の増加を“成長促進のための政策手段”と考えている国際通貨基金(IMF)のリポートを紹介し、「将来に遺産として残る公共インフラの投資の増加は、残された数少ない成長促進のための政策手段だ。投資拡大は短期的には需要の増大、長期的には生産能力の向上により、すべての生産を向上させることになる」と強調した。