一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2011/05/16

4月定例幹事会兼特別例会

4月定例幹事会兼情報化・観光委員会特別例会が4月28日(木)午後4時半から、岡山市中区の岡山国際ホテル「丹頂の間」で開かれ、新入会員の承認、前回2月定例幹事会以降の会活動の報告などの後、原丈人デフタ・パートナーズ グループ会長の講演「21世紀の国富論―日本から新たな産業、価値観、資本主義を世界に発信せよ」を聴いた。

原会長は「長年、米国でベンチャー企業を育ててきたが、『会社は株主のもの』と思い違いし短期的な視点に陥りやすい米国型の株主資本主義に違和感を持ってきた。これでは貧富の差は開くばかりだ」と前置きし、それよりも中長期の視点に立った企業経営で「社員が生きがいを得て、結果的に株主利益が大きくなり、社会に貢献できる公益資本主義に立ちもどる必要がある」と強調、「私の場合はバングラディシュなど途上国で事業を起こしその利益で貧困解決に取り組んでいる」と体験を話しながら「市場としても、インフラ事業を展開するうえでも、将来性のあるアジア、アフリカ、ラテンアメリカでこうした公益資本主義のうねりを起こすことができるのは日本だけだ」と結んだ。