2011/11/25
シンガポール・台湾経済状況視察
10月23日(日)から29日(土)までシンガポール・台湾の経済状況を視察(団長・中島基善代表幹事、25人)した。①好調な東アジア経済の成長を確認②政府関係機関等の役割③海洋国家日本の歴史的、国際的な立ち位置の再確認―が視察目的で、在シンガポール大使、三菱東京UFJシンガポール支店経済調査室シニア・エコノミストらから経済・金融概況の説明を受けた。郊外にあるメイフラワー・セカンダリースクールも訪ね、個性を生かしながらも初等教育からの厳しい教育システムを聴いた。
台北では1970年に政府と民間商工団体が設立した日本の貿易センターに相当する中華民国対外貿易発展協会を訪ね、日台貿易、台湾と中国が結んだECSAの影響などについて話を聴いた。“台湾シリコンバレー”に立地するIT企業、岡山県からの工作機械メーカー・台湾滝沢技術(桃園市)なども訪問。ストラディバリウスのバイオリンを多数所持する奇美博物館、日本統治時代の大正9(1920)年、10年の歳月をかけ荒れ地を穀倉地帯に変えた八田与一の銅像と烏山頭ダムの堰堤を訪ねた=写真。李登輝元総統からも話を聴いた。あちこちで「われわれの兄貴格、アジアのリーダーである日本はもっと元気を出してほしい」と励まされた。