2012/09/07
昨年に続き岩手県に学生ボランティア派遣
東日本大震災の復興支援のため8月22日(水)、岡山県下11大学・短大の学生ボランティア36人(男子13人、女子23人)を岩手県大槌町に派遣した。活動を通し学生たちに生きること、働くとは何かを考えてもらうというもので昨年に続き2回目。出発式の後、1,200㌔の道のりをバスで出発した。他に同友会会員企業の社員6人、大学教職員6人も新幹線など別便で現地に向かった。
ボランティア活動は実質2日半。津波被害を受けた後、ほぼ手つかず状態になっていた旧大槌中学校で教員室の机、ロッカー、中学生たちのクラブ活動などの優勝旗、アルバムなどを廊下や校外に運び出した。本年中に校舎は取り壊されると言う。また、仮設校舎に移った大槌中学生たちに焼きそば、バーベキューをふるまい交流した。さらに、中学校長の案内で津波に押し流された市街地、地盤沈下したままの海岸線、駅舎もレールも流された無人の駅舎などを見て回った。夜には、被災した住民3人の体験談を聴くこともできた。学生たちは「このところ復興を呼び掛ける声が聞こえなくなっていたので、被災地は安定した生活を取り戻したのかと思っていたが、それは全く間違っていた。自ら声を聴きに行く姿勢を持ち、今の自分にできることは何かを考えることが大切だと痛感した」「見たこと聞いたことを身近の人たちに話したい。復興支援というより、私たちこそ多くのことを教えてもらい、勇気をもらった」などと話していた。