一般社団法人 岡山経済同友会 okayama association of corporate executive

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2013/07/08

ファジアーノ岡山 強豪神戸に1-0 同友会メンバーが声援

 サッカーJ2のファジアーノ岡山のファン拡大と、同友会のメンバー同士の懇親を深めるため岡山経済同友会は今年も7月3日(水)、岡山市北区のカンコ―スタジアムで開かれたヴィッセル神戸との応援観戦を企画した。1昨年から続く第3弾、後半戦の初戦となる重要な戦いに20社147人もの会員、その社員、家族が駆け付けた。

3か月前から会員に応援観戦参加を募集、FAGiシート(指定席)を確保しておいた。照明灯にグリーの芝生が映え午後7時、キックオフ。開始早々から積極的に敵陣へ攻め込むファジアーノのフォワード陣。中盤でパスを受けたフォワード押谷が少しドリブルで流れた後、ゴール30㍍の遠い距離から思い切りのいいミドルシュートを放つと、ボールはネットを強くゆすった。先制点である。それも開始わずか2分の出来事。思わぬ展開にスタンドは沸き立った。この後、ファジアーノは神戸に何度もゴール前を脅かされたが集中力を切らさず持ちこたえ、逃げ切った。7試合ぶりの勝ち点3(通算成績は7勝12分3敗で順位は9位のまま)である。

試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、詰めかけた7600人強のファンは大騒ぎ、同友会が陣取るスタンドも大きな拍手で健闘をたたえた。

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2013/06/26

6月定例幹事会兼特別例会

6月定例幹事会兼金融・地方財政委員会特別例会が6月18日(火)、岡山市内のホテルで開かれ一般会員など120人が出席、新入会員の承認、交代会員の紹介、最近の会活動の報告などが行われた。また、7月25日開催の岡山県特別支援学校就労支援フォーラム(主催・岡山県教委)、8月7日開催の「大学等就職面接会」、また、仙台経済同友会からの被災地企業「販売力強化支援プロジェクト」への協力依頼について事務局から説明、協力要請があった。この後、財務省中国財務局の垣水純一局長の「我が国経済・財政の現状と課題」と題する講演を聴いた。垣水財務局長は大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略のいわゆる「アベノミクス」の政策内容を詳細に説明した。この中で安倍政権が経済界に賃上げを求めていることについて「意識的に賃金を引き上げなければ消費は増えず、デフレ脱却は難しいとの危機感があるからだ」と語り、また、国・地方のプライマリー・バランスを黒字化する財政健全化目標を実現するには「消費税率を引き上げなければならない。これは国際公約でもあり、それが果たせないと国債の信任が問われ、金利が上昇する懸念が出てくる」などと話した。

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2013/06/26

被災地高校生進学支援「学・職・住」総合支援制度創設

岡山経済同友会は6月7日(金)、岡山市内で岡山大学、岡山市と連携して東日本大震災と福島原発事故で進学が困難になった高校生を支援する「学・職・住」総合支援制度を創設したと正式に発表した。同友会の泉史博、萩原邦章両代表幹事、原憲一教育問題委員長、森田潔岡山大学学長、松本俊郎経済学部長、髙谷茂男岡山市長が記者会見に臨み「3者連携の支援は全国で初めてのことだ。被災した若者を温かく迎え支援したい」などと語った。来年4月から毎年3人ずつ、5年間受け入れる予定。

東日本大震災復興支援の一環として岡山大学側が立案、それに呼応した。被災で親が亡くなるなどの経済的困難に陥った受験生が対象で、12月7日に実施される同大経済学部夜間主コース(4年間)の推薦入試に合格することが条件。その後は同友会の会員企業で働きながらから勉学に努め、住居は岡山市が市営住宅を無料貸与する。受け入れ企業は既に12社が手を挙げている。泉代表幹事は記者会見で「岡山経済同友会では大震災の年から働くとは何か、生きるとは何かをつかんでもらうため岡山県下の大学生40人を復興新ボランティアとして被災地に派遣している。被災地では今も『忘れないでほしい』と言っている。今回の事業は経済人としての『忘れない』証だ」などと答えた。

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 詳しいパンフレット&概要(岡山大学経済学部のページへリンク)

2013/06/26

第1回通常総会 「泉-萩原」体制2期目

5月17日(金)、岡山市内のホテルで平成25年度第1回通常総会を開き、24年度事業報告、同収支計算書、法人役員選任の件など審議、いずれも原案通り承認した。「泉―萩原」体制は2期目に入った。

総会は午後3時から会員265人が出席(委任状を含む)して行われた。4月1日に「社団法人」から「一般社団法人」に移行して初めての総会だが、各役員は任期途中でありその役職を引き継ぐため、総会のやり方そのものは従前と変わらなかった。本年度の事業計画、同予算は既に3月総会で決定していることから、この日はグローバル化の進行に対応してアジア留学生支援事業を立ち上げインターンシップの受け入れ、奨学金の付与を行ったこと、また、東日本大震災復興支援のため2年連続で学生ボランティアを派遣、さらに、昨秋の米国視察などをもとに医療産業都市岡山の構築に向けた提言書づくりに努めてきた24年度事業が報告、了承された。

記念講演では木村惠司公益社団法人経済同友会副代表幹事(三菱地所代表取締役会長)が「震災復興におけるコミュニティとまちづくりの再生~公民連携の実践に向けて~」の演題で講演。遅れている復興・復旧の現状を説明した上で「ハード中心ではなく、血の通ったうるおいあるコミュニティの再生が重要だ。公民が連携して地元にインパクトを与える企業誘致など先進的モデル事業に取り組むことも必要だ」などと強調した。

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2013/05/24

最適な医療体制(IHN)をの構築求め提言

 岡山経済同友会は複数の医療機関が連携して地域医療に当たる「統合医療ネットワーク(IHN)」の構築を求める提言書をまとめ5月17日、岡山市内のホテルで泉史博代表幹事らが記者会見し発表した。患者にとって最適な医療体制の構築、医療経費の節減、医療関連産業の集積を促すのが狙い。

 提言書は「医療で目指す『一番住みたい県 岡山』~IHN創設で、住んで安心、地域も元気~」と題する。この2年近く、製鉄・公害の街から医療の街に見事変身した米国ピッツバーグ市などの視察や有識者の講演を聴き、委員会で討議を重ねてきた。地域の急性期、リハビリ、高度医療、高齢者施設、検査施設などの医療・福祉施設群をネットワーク化(IHN)することで、県民にとっては大規模施設に出向くことなく、居住地の近くで必要なサービスを受けることができるとする。

岡山大学病院(岡山市)を中核に県内の複数の公的病院が経営を一体化させることで国内初の本格的なIHNづくりが始まると考えた。また、ネットワークに参加する病院間で患者データを共有できる情報ネットワークの構築も求めたほか、臨床試験のニーズに迅速に対応できる体制を築き、医薬品や医療機器産業の集積に結びつけるプランも盛り込んでいる。会見で泉代表幹事は「IHNが実現すれば住みやすさ、医療水準のさらなる向上、地域経済の活性化につながる」と話した。

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提言書の内容はこちらからご覧にただけます。

 

2013/05/15

4月定例幹事会

4月定例幹事会兼政策委員会特別例会が4月25日(木)、岡山市中区の岡山国際ホテルで開かれ、泉史博、萩原邦章両代表幹事、大月隆行政策委員長ら約130人が出席。新入会員の承認、交代会員の紹介、前回2月定例幹事会以降の会活動の状況や今後の予定などの報告の後、角田保彦岡山県危機管理監が「南海トラフの巨大地震による被害想定と求められる防災対策について」と題して講演し「今後、いつ巨大地震が起きてもおかしくない。津波発生時には周囲の避難を促すためにも、率先して逃げるべきだ」などと強調した。また、

岡山市では速報受信から揺れの到達まで約50秒あると考えられるので「その間に可能な限り安全を確保することが重要であり、また、各企業は平生から大規模災害に対するBCP(事業継続計画)を作成しておくべきだなどと述べた。

 4月定例幹事会

2013/04/03

第2回通常総会―東日本被災地高校生の進学支援など決める

平成24年度第2回通常総会が3月26日(火)午前8時半から、岡山市北区のホテルで開かれ泉史博、萩原邦章両代表幹事ら会員約160人が出席。平成24年度補正収支予算案、25年度事業計画案、同収支予算案など4議案を審議、原案通り可決した。

新年度事業の主なものは、東日本大震災復興支援の一環として岡山大学や岡山市と連携し被災高校生の進学支援「学・職・住パッケージ事業」を創設する。学生たちは同友会のメンバー企業で働きながら同大夜間コースに通い、住宅は市営住宅を提供するというもの。また、岡山県下の大学生ボランティアの被災地派遣は3回目の今年も行う。グローバル化に対応、アジア留学生に奨学金などを交付する「アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業」は2年目に入る。さらに平成28年(2016年)4月14、15日に1000人規模で開催する全国経済同友会セミナー岡山大会の準備に本格的に着手する。さらに、鉄鋼・公害の街から医療都市に再生した米国ピッツバーグへの昨秋視察を踏まえ、医療産業都市・岡山の実現へ向けた提言書の作成などを決めた。

議事終了後、医療機器賃貸業のODIC(岡山市)の久井勲執行取締役の特別講演「“精神文化”(論語等)で新需要創出」を聴いた。

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2013/04/01

一般社団法人へ移行

謹啓桜花満開の折、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日ごろから当会の活動にご理解、ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
 さて、本会は平成25年4月1日、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に基づき、社団法人から一般社団法人に移行しましたので、ご案内申し上げます。
 岡山経済同友会は、終戦後の混乱から抜け出して、新しい日本の建設にいささかでも貢献しようと昭和22年8月14日、全国で5番目と地方としては比較的早い時期に有志20人で創立されました。そして平成11年5月12日には社団法人化によって組織の強化を図り、さらにこのたび、一般社団法人化を果たしました。今後、公益目的に沿って地域の活性化、地域産業の振興に一層励み、先見性に富んだ提言を行い、地域のオピニオンリーダーの役目を果たしてまいる所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 代表幹事(法律上の代表理事)は引き続き泉史博中国銀行会長、萩原邦章萩原工業社長が務めます。
                                                     謹白
  

一般社団法人岡山経済同友会
   代表幹事 泉 史博
   代表幹事 萩原邦章
   専務理事・事務局長 金森満廣

2013/02/27

2月定例幹事会

 2月定例幹事会兼教育問題委員会特別例会が2月19日(火)、岡山市内のホテルで開かれ、泉史博、萩原邦章両代表幹事ら会員約130人が出席、新入会員の承認、交代会員の紹介、会活動の報告など行った。この後、女子サッカーなでしこリーグの岡山湯郷ベル前監督で、今年から同2部リーグに当たるチャレンジリーグのAC長野パルセイロ監督に就任した本田美登里氏の講演「私のサッカー人生について―スポーツを通して人の育成」を聴いた。本田氏は、努力を重ねトップ・プレーヤーに育った宮間あや選手のエピソードを紹介しながら「われわれリーダーは人を見る眼、育てる力を持たなければならない。特に意識次第でだれでも変われることを気付かせてあげることが重要だ」などと強調した。

2013.2月定例幹事会

 

2013/02/27

アジア留学生、企業が就職マッチング

 グローバル化の進展に対応するため岡山経済同友会は、(公財)岡山県産業振興財団、県内4大学(岡山大、岡山理科大学、岡山商科大学、吉備国際大学)と連携し「アジア留学生ビジネスネットワーク構築支援事業」を行っており、この一環として2月15日(金)、岡山市北区のまきび会館で、2013年および14年卒業見込みの留学生のため企業説明会を開いた。中国、バングラデシュ、ラオス、ネパール、台湾の留学生5カ国・地域25人、また、海外事業の強化を目指す自動車部品やIT関連など県内企業14社が参加した。

 まず、企業側が1社5分の持ち時間で資本金、従業員数、事業内容などの会社概要、採用予定職種・人数、必要言語などを説明、加えて「わが社は年功序列を除外した実力主義で自由な会社であり、自分で考え、自分で行動してほしい」「ITを世界に展開したい。世界に通用する人がほしい」「わが社の社是は新たなる価値の創造だ」「現在、アジア進出の基礎を築いているところだ」などと自社アピールした。

 この後、13のブースに分かれ、個別面談を行った。留学生たちは企業紹介で聞けなかった採用条件などを熱心に聴き、就職の参考にした。

 なお、この就職マッチングに先駆け2月1日(金)、同市北区のResort(旧岡山会館)で「企業と留学生の交流会」が開かれ、採用を検討中の企業24社、留学生25人が参加、お互いの人柄、考え方などを知り合った。

アジアマッチング